ピンサロ嬢とその客、表参道を歩く

「小さな恋のメロディ」とか言っちゃったりしましたが、やっぱりちょっと古かったですかね?

1971年のイギリス映画ですね。

そんなことはさておき・・・・

 

無事に連絡先を交換したけんたろう。

女の子とのやり取りで早速遊ぶ約束を取り付けました。

当日のお互いの都合から、待ち合わせ場所は表参道。

 

表参道って・・・・・(笑

めっちゃオシャレじゃないですか!!こんな俺が表参道って!!

恥ずかしいわっ

 

待ち合わせの時間になり、初めて見る私服の彼女。

あー、めっちゃ可愛いわ。・・・若いし(笑

 

しばらく彼女もいなかったし、久しぶりに女の子とのデートでテンション上がってしまったけんたろう。

見栄を張って表参道ヒルズの中にあるピザ屋でランチなんかしたもんだから、とんでもない金額をお支払いすることになりました。(あくまでけんたろう基準です)

 

食事の後は渋谷方面へお散歩がてらキャットストリートを歩きます。

歩きながら色々な話をしたのですが、彼女の家庭環境が結構複雑らしく、経済的にもあまり恵まれていないような話をされました。

自分が今まで生きてきた環境とは全然違うので、結構なショックを受けた覚えがありますね。

道の途中で、彼女の好きだというブランドのショップがあったので、何かプレゼントしようと思ったのですが、丁寧に断られてしまいました。

 

この辺の振る舞いや、今までの話を聞いていると、本当に普通の女の子なんだなぁと

なんでピンサロで働いているのだろうかと思うのですが、「靴下のモデルの勧誘だと思っていた」という彼女の話を思い出して、うまく言いくるめられて働いてしまったんだろうなぁと思うのです。

 

ところで、この時点で一体彼女とどのような関係を望んでいるのか、自分の中で全く決まっていませんでした。

初めてのことだから。

と言い訳をするわけではないのですが、正直自分でも完全に流れに任せてしまっている感じで、

 

「これは一体どうなってしまうの?」

 

と若干他人事的な状態。

男目線の都合の良い考えで行くならば「”セフレ”になってもらってタダでセックスしたい。

と言うところなんでしょうが、、、

 

あれ?

これって今までの話の流れからすると完全にお付き合いする方向で進んじゃってますよね?

 

「お付き合いを前提に僕とデートしてください」状態で進行してしまっているこの状況ですが、

 

風俗嬢と付き合う

 

と言う事に抵抗を感じていたのが正直なところです。

 

ウインドーショッピングやカフェでお茶をしたりしていると、すっかり良い時間になってしまったので、けんたろうは思い切って本心をぶつけました。

 

ホテルに行ってセックスがしたい!

 

彼女の答えは、そして”けんたろう”の失態

「セックスは付き合ってからじゃないとしたくない。」

 

それが彼女の答えでした。

まぁそうだろうな。

と、正直予想通りの答えだったので無理に食い下がることもなく、晩ごはんでも食べてこの日は帰ることにしました。

ところが食事の途中からなんだか疲れが出てきてしまったようで、家に帰るのもだいぶしんどい様子でした。

彼女の家も渋谷からだと帰るのに結構時間がかかるので、

 

「今日はこのままホテルに泊まって、明日もここから出勤すれば楽なんじゃない?」

 

と言う提案をすると素直に受け入れてくれたので、渋谷のラブホテルにチェックインしました。

その時はもちろん純粋な気持ちで泊まったんですけどね、ベットに横になっていた彼女がしばらくして

 

「脱いじゃおっかな・・・」

 

と言って下着姿になってしまったもんだから、やっぱり男としては我慢できなくなってしまうわけです。

結局、彼女に手を出しても抵抗らしい抵抗をしないのを良いことに最後までセックスをしてしまったのでした。

 

「・・・ひどいね。」

 

そうつぶやいた彼女の一言が今でも頭から離れません。

そのまま一晩を彼女と過ごし、翌朝お互い仕事へと向かったのですが、結局その後彼女と連絡を取る事は出来なくなってしまいました。

 

付き合ってからじゃないとセックスはしたくないと言ったのに、それを破ってしまったけんたろうに彼女は失望と不信感を抱いたのだと思います。

 

その後もしばらく彼女は「ラブ&ピーチ」に勤務を続け、やがて新宿の「NOAA」へと移籍した後、そのお店も退店してしまいました。

何度かお店に会いに行こうかと思ったこともありますが、このまま会わない方が良い気がして二度と彼女に会うことはありませんでした。

 

この記事のシリーズには「〜巻き起こったミラクル」なんてタイトルをつけましたが

結局は未熟者のけんたろうが1人の女の子を傷つけてしまったお話なのでした。

 

今でも思い出すたびに、ちょっぴり胸が痛む思い出です。

 

 

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