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私のピンサロ童貞を奪ってくれたあの女の子の名前がどうしても思い出せません。(ぴえん)
そして新橋へ通う日々が始まる
ついにピンサロデビューを果たしたけんたろう。
生ぱっくんちょからの口内射精へと続く一連の行為。つまり生フェラチオにすっかりハマってしまいました。
これをきっかけとして、色々な女の子の生フェラを楽しむようになる・・・・かと思ったのですが、実は最初に相手をしてくれた女の子に通い続けていました。
個人的には一人の女の子と関係を重ねて、馴染みになる方が楽しい時間を過ごせるタイプなんです。
それに初めての女の子がなかなか可愛かったので、下手に他の女の子に手を出して失敗するのも嫌だなぁ・・・と言う後ろ向きな理由もありました。
何回か通うようになると会うたびに大げさに喜んでくれたりするのですから、そりゃ悪い気はしないですよね。
仕事の休みと彼女の出勤が合う日は当たり前のように新橋に向かう日が続きました。
ある日、彼女の口からこんな言葉が飛び出してきたんです。
こんな場所で出会ってなければ私と付き合ってくれた?
!? 俺〇〇才だよ?
・・・・うーん。ありだよ。
いやいや、これはおかしいぞ?
さすがにこの発言は普通の客に対して言うような事じゃないだろ・・・・
あれ?もしかして本当に俺のこと気に入ってくれてるとか?
何度か通っている間に色々と自分に対して好意的な発言はしてくれていたけど、さすがにそれを間に受けるような事はなかった・・・・というよりは真に受けそうだけど、必死に自分に言い聞かせる感じ(笑
「そんな訳ないだろ!」って。
ただ、この発言はさすがにそんな自主規制モードをぶち壊して来ましたね。
この頃はまだそこまで風俗慣れしていた訳ではないし、女の子を口説いて店外に・・・、なんて思いもしなかった頃。
でも、「店外できるのかも?」と思ってしまうと「店外したい!」って自動的に思ってしまいますよね。
なのでついに聞いてしまいました。
連絡先教えてくれない?
そんなことしたら怒られちゃうよ!
あれ?なんか思ってたのちがーう(涙
絶対にOKしてもらえるはずと思い込んでいた自分は、恥ずかしさと気まずさで残りの時間を過ごすハメになるのでした。
急展開、そして・・・・
それでもち○ぽだけはビンビンになっている情けない自分ですが、しっかり抜くものは抜いてもらい彼女はメッセージを書きに一旦退場。
戻ってきて名刺を渡してくれながら。
外に出たら絶対に読んでね。
と意味深な発言。
これはもしや!と思いながら急いで階段を駆け上がって店の外へ・・・
ちょっと悪いことをしている意識のあった自分は、何かに怯えながらJR新橋駅の改札を通り、駅構内へ入ってからようやく彼女の渡してくれたメッセージカードを開いて見たのです。
090-XXXX-XXXX 絶対にメッセージくださいね!
心の中で大きくガッツポーズ。そして拳を強く握りしめて小さくガッツポーズ。
みんなが必死になって狙っているであろう「オキニとの店外」という行為に、こんな初心者の俺が成功してしまうとは。
心の中で抑えきれないドヤ顔を必死に表情に出さないようにしながら、意気揚々と家路につくけんたろうなのでした。
帰りながらどんなメッセージを送ったらいいのか悩みに悩みまくる。
なにしろこんな経験は初めてなのだから、一体どんなテンションで、どんな内容のメールを送ったら良いのやらなのですが、結局最初は普通にありがとうメールを送れば良いのだと当たり前の結論に辿り着きます。
しばらくして彼女からの返信。
私のどこがよかったですか?
可愛いのはもちろんだけど、話していてすごく楽しかったし、地頭のいい子なんだなぁと思ったよ。
うれしいと照れるがやばいです。
「うれしいと照れるがやばいです」って・・・・
めっちゃ若者らしい斬新な日本語にニヤニヤしながら、この後いよいよ最初のデートの約束を取り付けるのでした。
次回でようやく完結しちゃいます。